「早く着替えて!」
「片付けてって言ったよね?」
「何回言わせるの…」
このセリフ、1日に何度も口にしてしまっていませんか?
私は正直、毎日のように言っています。
しかも最初は優しく言っていたはずなのに、返事だけして全然動かない我が子を見ているうちに、だんだん声が大きくなってしまうんですよね。
子どもが言うことを聞かない。
たったそれだけのことなのに、朝の忙しい時間や夕方の疲れている時間に重なると、親のイライラは一気に爆発します。
本当は怒りたくない。
できれば穏やかに過ごしたい。
そう思っていても、毎日同じことで注意していると、こちらも心がすり減ってきますよね。
怒ったあとに寝顔を見て「またきつく言っちゃったな…」と反省する。
この繰り返しにしんどくなっているママも多いのではないでしょうか。
でも実は、子どもが言うことを聞かないのは、単純に反抗しているだけではない場合もかなり多いんです。
伝え方を少し変えるだけで、子どもの動きが変わることもあります。
今日は、私自身も試して少しラクになった、イライラを減らす声かけの工夫についてお話しします。

まず知っておきたいのが、子どもは大人のように「言われたことをすぐ理解して即行動する」のが得意ではないということです。
親としては
「靴履いて」
「おもちゃ片付けて」
これくらい一度で伝わるでしょ、と思いますよね。
でも子どもの頭の中は意外と忙しいんです。
遊びに集中していたり、次に何をするか切り替えられなかったり、そもそも言葉の意味はわかっていても体が追いつかなかったり…。
こちらが思う以上に、子どもはその瞬間その瞬間で自分の世界に入り込んでいます。
特に小さい子ほど、「今やっていることを中断する」というのが苦手です。
積み木をしていたら積み木のことで頭がいっぱい。
動画を見ていたら動画に夢中。
そこへ突然「早くして」と言われても、気持ちがついていかないんですよね。
さらに親の指示が曖昧な場合もあります。
「ちゃんとして」
「急いで」
「いい加減にして」
大人は意味がわかりますが、子どもからすると何をどうすればいいのか具体的に見えていないことが多いです。
つまり、子どもが言うことを聞かないのは
・理解できていない
・気持ちが切り替わっていない
・指示がぼんやりしている
この3つが重なっているケースが本当に多いんですね。
ここを知らずに「なんで聞かないの!」と怒ると、親も疲れるし子どもも委縮する。
この悪循環に入ってしまいやすいです。
私も以前は完全にこれでした…。
毎日怒っては自己嫌悪。
でも少し伝え方を意識するようになってから、無駄な衝突がかなり減ったんです。
解決策として
では実際に、子どもが言うことを聞かないときにどんな声かけをすると伝わりやすいのか。
我が家でも効果を感じた方法を紹介します。
・短く具体的に伝える
まず大事なのは、できるだけ短く、そして具体的に伝えることです。
「早くして」
「ちゃんと準備して」
これだと子どもは何をすればいいのか分かりにくいんですよね。
たとえば
「靴下履こう」
「おもちゃを箱に入れて」
「コップをテーブルに持ってきて」
このように、一つの行動だけをはっきり伝える方が動きやすいです。
親はついまとめて言いたくなります。
「早く着替えて歯磨きしてバッグ持って!」みたいに。
でもこれ、子どもには情報量が多すぎるんです。
一個ずつ区切る。
これだけでも反応が変わります。
・命令口調を減らす
忙しいとどうしても口調が強くなりますよね。
私も余裕がない朝は完全に軍隊みたいになります…。
でも命令され続けると、子どもは素直に動くより先に気持ちが固まってしまうことがあります。
「やりたくない」「言われたくない」が先に立つんです。
なので少しだけトーンを落として
「靴履けるかな?」
「一緒に片付けようか」
「お願いしてもいい?」
こんなふうに柔らかくすると、意外とすんなり聞いてくれることがあります。
もちろん毎回優しくは無理です。
それは本当にそう。
でも怒鳴る回数を1回減らすだけでも、お互いかなり違います。
・選択肢を与える
これはかなり使えます。
子どもは「やらされる」のが嫌でも、「自分で選ぶ」と納得しやすいんですよね。
「早く準備して」ではなく
「靴と帽子どっち先にする?」
「歯磨きとトイレどっちから行く?」
すると、自分で決めた感覚になるので行動に移しやすいです。
こちらとしてはどっちでもいいことなら、選ばせた方が平和です。
全部指示しようとすると親も疲れますしね。
・できたらすぐ褒める
そして忘れがちなのがこれです。
できた瞬間にすぐ褒める。
「できたね」
「助かったよ」
「早かったね」
たったこれだけですが、子どもはびっくりするくらい嬉しそうな顔をします。
親って、できてないところには目が行くのに、できたところは流しがちなんですよね。
私もそうでした。
でも褒められると次もやろうと思える。
これは大人も同じです。
怒るより褒める方が難しい日もありますが、1回でも拾えると空気が柔らかくなります。
私の体験談
うちの子も以前は「早くして!」ではほとんど動きませんでした。
むしろ言えば言うほど固まるタイプで、最終的に私だけが怒鳴って終わる…みたいな朝が何度もありました。
ある日、もう怒るのも疲れてしまって
「靴と帽子、どっち先にする?」
と聞いてみたんです。
すると「帽子!」と即答して、自分から取りに行ったんですよね。
え、今までのあのバトル何だったの?と拍子抜けしました。
もちろん毎回成功するわけではありません。
全然ダメな日もあります。
でも少なくとも「早くして!」を連呼していた頃より、親子でぶつかる回数は減りました。
私自身、声を荒げる時間が減ると気持ちが少しラクになるんですよね。
子どもも怒られ続けるよりニコニコしている時間が増えるし、家の空気が違います。
つい感情で怒ってしまう日はあります。
それでも「伝え方を変えたら変わるかも」と知っているだけで、前より一呼吸置けるようになりました。

子どもが言うことを聞かないと、親はどうしても「わざと反抗してるの?」と思ってしまいます。
でも実際には、伝わっていない・切り替えられない・どう動けばいいかわからない、そんな理由が隠れていることが多いです。
だからこそ、
・短く具体的に伝える
・命令口調を減らす
・選択肢を与える
・できたらすぐ褒める
この4つの声かけを意識するだけでも、子どもの反応は少しずつ変わってきます。
何より、親のイライラが少し減ります。
ここが大きいんですよね。
育児って毎日余裕があるわけじゃないので、完璧な対応なんてできません。
私も今でも怒りますし、反省の日もたくさんあります。
それでも「伝え方ひとつで違う日がある」とわかると、ほんの少し気持ちが軽くなります。
子どもが言うことを聞かない日は、親の頑張りが足りないわけではありません。
まずは声かけを少しだけ変えてみる。
できそうなところから試してみてくださいね。
